どの航空会社でも自社で運航している飛行機を
ホームページで紹介していますが
いつの間にかANAに謎の機種2つが追加されました
1つ目がB737-700(73A) 全席普通席 144席仕様
2つ目がA320(32G) 全席普通席 180席仕様
今回はその2つをご紹介します
まずはこちら
B737-700 (73A)
(画像は通常のー700/73P)
通常ANAのB737-700は
プレミアムクラス8席、普通席112席の計120席仕様ですが
新たに登場した73Aは
全普通席 144席仕様となってます
既にB737-700の生産は終了しているのに
この謎の-700はどこからやってきたのかというと
こちら北海道の翼エアドゥからやってきました
エアドゥでは2018年にパイロットが不足し
大量に運休を発生させる事態に
結局パイロット不足は解消することなく
多くの路線を減便、撤退することになったのですが・・・
結果的に飛行機が余ったので1機をANAに返却する流れとなりました
(エアドゥのB737-700は全て元々ANAが購入したもの)
ANAでは老朽化の進んだー500をいい加減退役させたいところでしょうし
丁度良いタイミングだったのかもしれません
まぁこの「73A」に関しては
プレミアムクラスが無い点以外は他のANA機材と同じ...
というかそもそも元ANAの機体なので
狭いとか設備が劣ってると言った事は一切ありません
この機材に当たってしまったとしても特に問題は無いです
(1機しかないので当たるとラッキー!?)
まぁ問題ないのですが
大問題なのが お次の「A320/32G」ですね
通常のA320ceoでは全普通席 166席仕様となってるのですが
新たに登場した32G
なんとビックリ180席仕様
通常より14席も多く詰め込んでおります
A320の180席仕様といえばピーチやバニラエアと言った
狭いけど安さが自慢のLCCと同じ座席数
現状ANAの予約ページを見ても
この飛行機はLCC並みの価格に下げる そういった事は一切ない模様
つまりは
【ANAの高い料金を払ったのにLCC級に狭い座席の飛行機がやってくる】
という最高に愉快な事態に発展してしまいました
どうしてこうなった/(^o^)\
顧客満足度を爆発的に下げる大変愚かな行為にも見えますが
・某国産ジェットの納入超大幅遅れ
・B787のエンジン改修の際
穴埋めのため他の機材を酷使→ボロ機材の退役が早まる
・ボロ-500やA320の延命処置が限界に達している
こういった流れからか一時的で良いので機材を多く必要としている状況
そして最近ANA傘下のバニラエアとピーチアビエーションが合併
バニラエアで使用していた機体の多くはピーチ仕様へと改修されましたが
ピーチに移管しなかった一部機材をANAが使用する流れとなったようです
本来ならANA仕様へと改修して使用すべきところですが
この作業に大変時間を要する点などから
バニラ仕様のまま飛ばす事になったそうな
1年程度しか運航しない予定なので
まぁそれまではクソ狭い機内で我慢という感じですね
この32Gは1/6より
羽田ー岩国(NH631、NH634)
羽田ー八丈島(NH1893、NH1894)
羽田ー徳島(NH285、NH286)
に導入され
3月以降は庄内、佐賀、萩石見、富山、能登にも導入が予定されていますので
ANAを予約する際
機種記号が「32G」になってないかしっかり確認すると良いでしょう
自分は凄くこの機体が気になるので早速どこか乗ってみようと計画中
お楽しみに(きっと楽しくない